埼玉みらいクリニック|北上尾駅(埼玉県上尾市)の内科・呼吸器等

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院長のご挨拶

皆様のおかげさまで、「埼玉みらいクリニック」は2020年4月開院しました。
まだまだクリニックとしては産声をあげたばかりですが一度、初心に帰る意味も込めて院長の岡本宗史より、当院の姿勢やコンテンツを述べさせていただきます。
 
院長:岡本 宗史

院内紹介

2025 年、団塊の世代が75 歳以上を超え国民の5 人に1 人が後期高齢者世代となります。少子高齢化が進むなかで、2017 年から70 歳以上の高額医療費制度の見直しがなされようとしています。超高齢化社会を迎える日本で、今までの価値観では生活しにくい時代に突入するのは間違いありません。

今後は、今まで以上に充実した社会保障を期待するのは難しいでしょう。その中で一人一人が、健康とはどういったものかを考え、また疾患等に対する正しい概念を学び知っていただく、それこそが本当の「予防医学」だと私は信じています。

適切な医療の提供と同時に、若い世代から高齢者まで、社会に住む皆さまが「医療」について考え、学ぶ楽しさを知っていただく、そのような従来にないクリニックを目指して「埼玉みらいクリニック」と名付けさせていただきました。

「診断」を重要視した治療

埼玉みらいクリニックが大切にしていることの1 つは、地域のクリニックでありながら大学や市中病院のテイストも兼ね備えるということです。
 
例えば、高血圧という身近な疾患を例にとっても、「原発性アルドステロン症」といった疾患があります。これは、副腎という臓器に良性腫瘍や過形成が生じることで、その結果血圧が上昇する疾患ですが、少しでもそれが疑われた方には積極的に「カプトリル負荷試験」といった内分泌負荷試験を導入しています。
 
私は大学病院で研修を重ね、治療も当然ですが、診断に至るまでのプロセスが大切であることを学び、そしてそのための知識、技術を研磨してきました。
ただ、大学病院は誰にでも門戸が開かれているわけではございません。
 
私が大学で学んだ知識、経験を還元することで、社会の健康の発展にお役立ていただければ幸いです。そして、私が重要視しているのは、ただ単に検査を行うだけでなく、その検査の必要性、そして病態の理解を皆さまと共有することです。
 
また皮膚科でも、「皮膚生検」を積極的に行い、病理学的診断を重要視した上での治療を心がけています。

「幅」の広い医療を

当院は、大きく分けて、「内科」「皮膚科」「整形外科・リハビリ科」から成り立っています。ただ、内科の中でも、いわゆる高血圧や糖尿病など「一般内科」に加え、喘息やCOPD、間質性肺炎を中心とした「呼吸器内科」、認知症・骨粗鬆症・心不全・パーキンソン病など高齢者が抱える疾患を扱う「老年病科」や「心療内科」まで幅広く対応させていただいています。
また、皮膚科は皮膚・筋肉生検を行うことで診断に重きをおいた「皮膚病理科」を併設しています。同様に整形外科は、疼痛緩和をメインにした「ペイン科」や「リハビリ科」を併設しています。そして、それぞれの科が連携しあうことで一層きめ細やかな医療を提供させていただきます。
 
同時に、専門外来や特殊外来も当院の魅力の一つです。「物忘れ外来」「睡眠外来」「骨粗鬆症外来」「更年期障害外来」などの専門外来から、「ダイエット外来」「アンチエイジング外来」「遺伝子診断外来」などの特殊外来まで、様々なニーズに対応させていただきます。

「コミュニケーション」があふれた空間へ

そして私たちが最も大切にしていることが、皆さまとの「コミュニケーション」です。
レベルの高い医療技術や治療を提供しても、そこに「コミュニケーション」がなく理解が得られなければ、その医療は独りよがりになります。
 
結果さえよければいい、という考えもありますが、それは私たちが求めているものではありません。先述のように、私たちは皆さまに疾患、健康について考え、そして理解していただくといった過程を大切にしています。
 
また、医療に絶対正しい答えはありません。なぜなら高血圧一つをとっても、年齢や性別、社会歴、家族歴、他の疾患の合併などによって目標値は変化してきます。さらに、何をゴールにしているのか、それも一人一人の価値観で変わってきます。
 
だからこそ、十分な時間を費やしコミュニケーションを取り信頼関係を構築することが、医療の中で一番大切なプロセスだと信じています。
 
そして、私たちはおしゃべりがとても好きです。直接関係ないことでも大歓迎です。思っていること、考えていることなんでもぶつけてください。変な感じですが「診察室に行くのが楽しみの一つとなる」、究極を言えばそのような暖かい空間を創りたいと真剣に考えています。

「ヘルスリテラシー」の大切さを伝えたい

突然ですが、質問させてください。いわゆる「風邪」に抗生物質は効くと思いますか?
「え?」と思われた方も多いのではないのでしょうか。過去に風邪と診断をうけて、抗生物質を処方された経験があると思われます。
 
一般的な風邪はウイルスが引き起こすもので、抗生物質は残念ながら全く役にたちません。アメリカのコクランには”Not efective(効果なし)”と明確に記載されています。全例に不必要というわけではなく、高齢者や乳幼児には、いわゆる「風邪」でも二次感染予防目的に抗生剤を処方することがあります。それでも、私はちゃんと一つ一つ処方に対しての意図・意味を説明した上で処方します。
 
それは、先述のように、結果と同時に過程を大切にしているという意味と、そして健康や医学についての見識を深める楽しさを知っていただきたいからです。これを私たちは「ヘルスリテラシー」と呼んでいます。そのためには、どうしても診療時間が長くなってしまう傾向があります。もちろん、とても体調が悪いかたはスピードを優先しますが、基本は「ヘルスリテラシー」に重きをおいた診療を心がけていますので、気になることや疑問に思ったことは何でも聞いてください!

最後までお付き合いいただきまして有難うございました。
最近、毎日のように医療に関する話題やニュースが飛び交っています。その中で私が違和感を感じていたのは、
そのニュースのインパクトさや見出しだけが先行し、
もっと根本的な価値観や概念が取り残されているのではないか、ということでした。
 
その最たる例が、先述の「風邪」でしょうか。
「風邪」という一見地味な疾患の中にでも、実はとても大切な概念が含まれていることがあります。
そのような「ヘルスリテラシー」を感じていただき、
社会に貢献できるようなクリニックを目標に一歩一歩ですが邁進していく所存ですので
今後も何卒宜しくお願いします。
 
2020年4月1日 岡本宗史

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