埼玉みらいクリニック|北上尾駅(埼玉県上尾市)の内科・呼吸器等

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AGA

AGAaga

AGAとは

AGAとは「Androgenetic Alopecia」を略したもので、日本語では「男性型脱毛症」と訳されます。成人男性によく認める脱毛症であり、思春期以降に頭頂部や前頭部の毛髪が後退していくのを特徴とします。原因として、男性ホルモン(後述)や遺伝、ストレスなどが関与していると考えられています。

男性型脱毛症のメガニズムついて

男性型脱毛症は、DTH(ジヒドロテストステロン)の亢進によって生じます。
毛髪は、成長期(約2年~6年)、退行期(約2週間)、休止期(約3ヶ月)のサイクルを繰り返しています。
しかし、男性型脱毛症のかたの場合には、DTHの亢進によって、成長期が数ヶ月から1年程度に短縮されることで、毛髪が薄くまた短くなってします。

ザガーロ®の作用と特徴

当院では、男性脱毛症の治療薬として、ザガーロ®という薬をメインに用いています。ザガーロ®にはデュタステリドという成分で構成されています。
先述のDTHですが、男性ホルモンの1つである「テストステロン」が5αリダクターゼによって還元されることで生じます。
ザガーロは、この5αリダクターゼを阻害し、DTH産生を抑制することでその効果を発揮します。

ところで、5αリダクターゼには、1型と2型が存在しています。
2型5αリダクターゼの阻害作用を有するのが、ザガーロより以前から発売、使用されている「プロペシア®(フィナステリド)」です。
一方、ザガーロ®は、2型のみならず、1型5αリダクターゼの阻害作用を有することによって、頭頂部だけでなく、前頭部にも強い発毛効果が期待できます。
実際に添付文書にも、
プロペシア® : 男性の男性型脱毛症の進行遅延
ザガーロ®  : 男性の男性型脱毛症
と記載されており、プロペシア®と比較して、進行を遅くするだけでなく新たな発毛も期待できるとされています。

ザガーロ®の服薬タイミング

ザガーロ®は、プロペシア®と同様、食事の影響を受けないので、いつでの内服も可能となっています。
ただ、24時間間隔での服薬継続が望ましいとされていますので、内服は一定の時刻に行うのがよいでしょう。

ザガーロ®の副作用について

第Ⅱ/Ⅲ相国際共同試験において、本剤が投与された総症例557 例(日本人120 例を含む)中、
95 例(17.1%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、勃起不全24 例(4.3%)、リビドー減退22 例(3.9%)、精液量減少7 例(1.3%)であった。
その他にも、重要な副作用として、肝機能障害や黄疸などが報告されています。

ザガーロ®と生殖能力について

ザガーロ®服薬にあたって一番多く認める質問でないでしょうか。ザガーロ®が妊娠に対して、及ぼす可能性を「ザガーロ®による勃起不全」「ザガーロによる精子機能への影響」「ザガーロ®による催奇形性への影響」の3つにわけて記載しています。

ザガーロ®のよる勃起不全

上記の通り、ザガーロ&reg内服により勃起不全が約4%生じています。
先に販売されていたプロペシア&regは約1%程度とプラセボ(偽薬)と同程度であったのと比較すればやや高い印象があります。

ザガーロのよる精子機能への影響

約1年間デュタステリドを飲ませた後、総精子数は23%、精液量は26%、精子運動率は18%の減少となったという報告があります。一方、精子濃度や精子形態には変化が見られず、実際の受胎率には大きな影響を与えないとされています。

ザガーロによる催奇形性等への影響

精液を介したデュタステリドの暴露に関しては、精液中(精液量5ml)のデュタステリド未変化体が100%吸収されると仮定した際の暴露量の約186倍をアカゲザルの器官形成期に静脈投与しても、雄胎児の雌性化は認められておらず、デュタステリドに暴露しても男児の外性器異常を引き起こす可能性は極々低いといえるでしょう。
ただ、あくまで動物実験の実験ですので、念を入れたいかたはザガーロの休薬をおすすめいたします。

ザガーロ®の休薬期間

サガーロ®の半減期は長く約12週~20週で完全に身体からWash outされます。最低1ヶ月、可能であれば6ヶ月程度の休薬期間を設けて下さい。

ザガーロ®の禁忌(処方が禁じられている)

・ 重症の肝障害
・ 女性、妊婦、子供など
・ 5αリダクターゼに過敏症(アレルギーなど)の既往があること

ザガーロ®の効果判定

海外の臨床試験結果から、ザガーロ5mgとザガーロ1mgでは、ザガーロ5mgのほうが、統計学的有意に発毛育毛効果を有する一方、副作用は両者で差がなかったことから、当院では基本的に、ザガーロ5mgの採用をしています。
内服開始後、12週(3ヶ月)で効果を奏することもありますが、基本的には6ヶ月の内服を続けてみて効果判定を行います。6ヶ月連続内服にも関わらず、効果が薄い、もしくは認めない場合には治療方針を見直す必要があります。

当院の取り扱いについて

当院では、先述のように「ザガーロ 5mg」を採用しています。
ただ、「プロペシア」や「ザガーロ 1mg」の処方も取り扱いがありますので気軽にご相談下さい。

価格について

「ザガーロ®5mg」 10,000円/箱(30錠=30日分)
・ 上記薬剤料金以外に、相談管理費(初回:2,500円 それ以降:1,500円)が診察料となります。

アフターフォローサービス

ザガーロ®始め、5αリダクターゼ阻害薬の処方、服薬後でもお困りのことがあれば、受診以外にメールやLINE等での相談も承っています。必要に応じて適宜ご利用ください。

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